
|
ヒメクロオトシブミ |
Apoderus
erythrogaster分布:本州〜九州 |
やわらかな新緑の葉の上に小さな虫が乗っかっている。
サイズは実に4,5ミリ程度。
固くてツヤのある鞘翅は甲虫類の証である。
ああ、葉を食べるハムシのたぐいか。
そう思ってやり過ごしかけた。
しかし、ふと足を止めてよく見ると
ちょっと不思議なプロポーションをしている。
やけに首が長いのだ。
昆虫の身体は頭・胸・胴に分かれているので、
アタマが長いと言ってもよろしい。
この奇妙に長い首こそ、
興味深い産卵行動で知られる
オトシブミの仲間の特徴なのである。 |