幻灯 gen-toh
(4'31") |
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電信柱の上で 老婆は宵待ち顔 紙屑みたいな顔で 地上の画をみている 裏街を走る影は 顔のない子供達 空に描かれたしるし なお求めてやまぬ 駄菓子屋の少女は 歳をとり損ねた アセチレンの青い灯が写し出すパノラマは 街を 眠りに落とす 北の通りを抜ければ 仮面の男がいる 闇夜に顔をあげれば 謎の気球浮かぶ 回りつづけている 無人の観覧車 回りつづけている よるの夢のなかで この曲に纏わる話は、以前「平穏な日常」で触れた。 いくつかアレンジパターンが存在するが、 これはステージ演奏時のものに近い形である。 ←戻る |
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