モナドの工場 factory monad (4'35") |
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音もなく立ち竦む 立ったまま壊れてく 正午(まひる)の景は遥かに 海の祈りを届ける 灰色のかたちから 流れ出す時の汐 動かない鳥の声が 響きわたる石野原 空の声がきこえるか あかるさは遠く 人のすがた焼き付けて ふたたび闇になる 夏の終わる正午に 空に咲く花が すべて白く塗りかえて 意識を閉ざす 祈りの声が途切れ 鳥の影が落ちて 夏の花はいくたびも 空を染めてゆく 空の声がきこえるか 空の声がきこえるか これも10年以上前に書いた曲だが、 コード譜を紛失してしまったので思い出しながら打ち込んだ。 次の「幻灯」同様、 フレーズの繰り返しが好きだった頃の楽曲である。 ←戻る |
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