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MINOLTA α8700i ミノルタの鬼っ子 ミノルタというメーカーは、 |
| しかし、幸いにしてミノルタは ニコンやキヤノンに比べて人気薄のブランドだ。 そのために中古市場ではかなり値崩れが激しく、 私のような者もちまちまと揃えることができるのだが、 さて。 そんな職人芸ともいえるレンズに、 見合うだけのカメラボディがないというのが ミノルタユーザーの悩みの種ではあったのだ。 レンズの項で述べたように、 カメラというのはレンズの性能を 100%引き出すのが仕事である。 レンズにカメラが負けているのでは、お話にならない。 この8700iなんかは、そのよい証左である。 決して悪いカメラではない。 発売当時の状況を考えると、最高級機に相応しい 先進のスペックを搭載したモデルだとも言えるのだが、 いかんせん作りが実にオモチャくさい。 軽すぎる。 35mmカメラは軽い方がエライという考え方もあるが、 それは軽いレンズを装着した場合の話で。 1キロを超す望遠ズームなんぞを相手にすると、 ハッキリ言ってめちゃめちゃバランスが悪い。 ボディの安定性を保つ為に、 上級機というのはある程度の重さが必要なのである。 どこかの趣味人が「ニコンF4が重過ぎる、 軽くしたF4を出して欲しい」と仰言っていたが、 これは根本的な勘違いをしている。 大体軽いカメラならF4以外にいくらでもあるのだ。 F4を軽くして欲しいという、その主張自体が変だぞ赤瀬川さん。 そんな訳で、8700iの売りは先進性だった。 最上級機としての信頼性ではなく。 が、先進性なんて2年もすればカビが生える。 取材で9xiと併用すると、 そのシャッターのタイムラグに戸惑いを覚えてしまう。 アップダウンキーによる操作も決して楽だとは言えない。 |
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発売後8年以上を経た現在、8700iの中古価格は お話にならないほど暴落している。 だから私の手元にある訳だが。 いや私が買った時はまだもう少し高かった。 そんなことはどうでもいい。 では、何故未だにこのカメラを手放さないのか。 買取り価格が安かろうというせいではない。 先に述べたこととやや矛盾しているが、 9xiよりも軽いから、というのがその理由である。 取材の現場で9xiに重たい望遠ズームをくっつけて 動き回ってる際に、 8700iに軽めのレンズをつけて肩にかけておくのである。 さして負担にならないし、とっさの場合に 小回りが利く。 最近はサブとしてはGR1sを使うことも多いが、 用意したレンズを無駄なく使う為にも サブカメラとして非常に役立つカメラなのである。 あとまあ、デザインが好きなのだな。 第2世代以降のAF一眼レフとしては、 抜群にシャープなフォルムをしている。 塗装がガンメタリックなのも、 ちょっとメカ好きの心をくすぐったりするのではあった。 ・・・結局、ルックスの問題なのかも。 |
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