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PENTAX SPF カメラと郷愁 いわば、私の所有する唯一の |
| だから現在出回っているレンズは SPFには装着できない。 対するOM-1は、現行のレンズがそのまま使える。 だからまだ、OM-1はクラシックとは呼べない。 そんな気がする。 性能的には、SPFもOM-1やFM2同様 フルマニュアル・フルメカニカル一眼レフである。 露出計がイカれている以外は一緒だ。 SPFはその前に発表されたSPの露出方式を 絞り込み測光から開放測光に変更しただけのモデルである。 測光方式に関しては、 ここで語り出すと煩雑になるのでやめるが 現在のカメラはすべて開放測光だ、とだけ記しておく。 んで、そのSPというヤツの売りは 「驚異的な小型軽量さ」だったのである。 しかし悲しいかな今となっては SPFはウチのカメラの中ではどう考えても重い方に属する。 これは仕方がないので、 当時は今のようにプラスチック技術が進んでおらず 外装から何から殆どが真鍮とかその手の金属製だったのだ。 しかし数年後、オリンパスに米谷氏という天才が現れ、 OM-1というこれは今見ても相当に小型軽量な一眼レフを 作り上げてしまう。 |
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一敗地に塗れたペンタックスは燃えた。 デザインからレンズマウントから 何から何まで大々的なモデルチェンジを行い、 Kシリーズという新システムで勝負に出るのである。 その結果、SPやSPFは完全にオクラ入りをしてしまった。 技術革新とは、まあそういうものである。 SPFの使い心地に特筆すべき点は何もない。 巻き上げの感触もレリーズ時のショックも、 OM-1にやや劣る。 ただ確かなことは、35mmと55mmの交換レンズが 非常によく写るということである。 殊に55mmは非常に繊細な描写をするレンズで、 時々ポートレートを撮る際に使っている。 しかし私にとってSPFを使い、 その写真を見るという行為は 一抹の郷愁を感じさせるものだ。 クラシックカメラを使うというのは、 こういう気分を楽しむ、ということなのかも しれない。 |
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