D)食糧風味系。

 以下はほぼ分類不能なものなのだが、無理矢理カテゴライズしてみた。
「大阪市港区地方では「イモ」と呼ばれてました。
この行為のことを「イモ入れる」と表現します。理由は未だに不明です。」(日の本盛)

 イモは引いたり入れたり忙しい。
 「ゆーべ父ちゃんと寝た時に、変な処にイモがある」と
 こまわり君も歌っている。
「おすし」と呼ばれていました。千葉県です。」(つくも)

 芋から寿司への華麗なる転身。高級感ジャンプアップだ。
E)睡眠系。

 ジャスミンティーは眠気誘う薬、は嘘だぞ杏里。
 カフェイン入ってんじゃんか。
「前に「げそ」と書き込みましたが
もうひとつありました。
「ねむりん」です。
1撃で眠らせてしまうからかどうかはわかりません。」(G)

 可憐だ…(ぽっ)。
F)漢字熟語系。

 ほのかにインテリジェンスの匂いが漂う。
ふうぼうごりん。
漢字だと風防五厘と当てるのだろうか?

群馬県東毛地区(太田市・大泉町)あたりだったと思います。
当時、東京から親の転勤で転校してきた私には、
地元の同級生に「何で?」と聞けなかった悲しい思い出があります。
群馬弁は「〜〜だべ」「〜〜る!」と語尾が荒い雰囲気があり怖かったのです。

ちなみにサッカー部だった私は、
相手にくらわすことも、
食らってもんどり打つこともそれなりにありました。」(橘柚子)

  池波正太郎によれば「もんどり」は「翻筋斗」と字を当てるらしい。
 にしても謎の呪文だふうぼうごりん。恋の呪文はスキトキメキトキス。
 実は「ねむりん」のように「ふうぼうご」に対する愛称やもしれぬ。
「爆魔」です。
スゴイっしょ?(笑)爆魔!!
元ネタは、ファミコンソフトの「ダブルドラゴン」シリーズに
登場する、なんだかスゲエ膝蹴りです。
命名は、小学生であった、
このワタクシめです。

・・・当時から拳法マニアか?わし(号泣)」(トチロー:兵庫県)

 …あのう、命名される前は?(もらい泣)
G)ペット・昆虫系。

 ペットは人の心を癒すものです。
「うひょう。同じこと考える人もいるもんだ。
ねこやん、もしくはねこやんキック
ねこやんはその場所のことを言っていたのかもしれません。
「ねこやん!」って言いながら蹴るのがポイントです。
滋賀県甲賀郡は恐らくそういっていたと思います。

ぼくも5〜6年前全く同じことが気になって
周りの友達にききまくったことがあります。
滋賀から長野に引っ越して、
友達に「ねこやん!」って言ってけりを入れたら
かなり怪訝な顔をされた
のがきっかけです。
彼は京都府出身で「ちゃらんぼ」でした。
どこ出身か忘れた友達は「いも」と言っていましたが
言ってる本人も自信なさげでした。
こんなとこでよろしいでしょうか。」(山田進)

 うむ。やはり気になるものなのですね。
 今回の調査が山田様にも満足して頂けると嬉しゅうございます。
 でもちょっと危険な転入生だ!
「確か「クリムシ」とか言っていたような気がする。記憶が曖昧。
私の育った埼玉県岩槻市の南のはずれの方。」(金丸泰彦)

 栗の中にいる虫はクリシギゾウムシの幼虫です。
 くりむしようかんは決して虫の羊羹ではありません。
H)シンプル系。

 単純は美しいが、時に舌足らずでもある。
  何がなんだかさっぱりわからないことも稀ではない。
とんこ。 大阪府八尾市」(ちいさいさん)

 幼い井上靖、といった感じです。
 類似系をもうひとつ。

「神戸に住んでいた小学生時分、
その膝蹴りは「どんこ」と呼ばれていました。
「どんこ入れんぞ!ワレ」とかいじめられっこが言われてました。
何故か入れるものだったんです。」(とよこう)

 「ドンコ」というハゼの一種がいるが、おそらく関係はないに違いない。
 各駅停車はドンコーです。
「名前は、「なま」。
使い方は「なま、いれる」等。場所は青森県弘前市周辺です。」(つね)

 入れますか、なま。やっぱなまの方が効きますかね。
「その名も「ぎん」。主に滋賀県東部ではこう呼んでいる。
由来は知らん!」(さ〜ち)

 ひょっとして苗字は「蟹江」では。
 「きん」という双子の姉がいたり。 
I)光線系。

 光線だよ光線。強いんだよ光線は。
にくびーむ(肉ビーム)
ターゲットが腿肉、だから肉。
痛いし痺れるし、だからビーム。
こんな呼び方、姫路の峰相小学校だけか?」(よしかず)

 そうみたいです。
J)宇宙語。

 ベントラー、ベントラー!
 いあ! いあ! しゅぶ・にぐらす!

ネリチャギでした」(マエダ竹:宮崎県地方)

 そんなこと言ってるからシーガイア潰れるんだ(泣)。

エマキン。 岐阜県地方」(柴山智彦)

 源氏物語エマキン。
「新潟県上越市の中部の小学校では
「コキンパ」と呼ばれてました。
ただ、これをやられた人は無条件で
相手のみぞおちにボディーブローをいれてもいいことになっていたので
中学に入ったらだれもしなくなったなあ。」(沢村)

 三遊亭コキンパ。
K)名前はまだない。

 ないものは仕方がない。
名前はとくになかったですね。
ただ、12、3年程前に流行っていたおぼえがあります。
ちなみに千葉県です。」(ダイタク)

 無名のまま流行しているというのもかなり奥床しいと思う。
 無冠の帝王とでも呼んであげたい。
「私の相方(国分寺生まれ国分寺育ち国分寺在住)は
「名称はない」
と申しておりました。
国分寺在住経験のあるもきち様
参考にならなくて申し訳有りません」(り。)

 とんでもございやせん。
 しかし私の方の呼び名は、ついに出てこないまま…。
その技に名前は存在しない。
子供時代、「蹴る」のはある意味、卑怯な行為であり、
拳をもって闘うのが常であったため。
やや年長になると「蹴り」も登場したが、
破壊力はあっても接近しないと使えない膝よりも、
リーチのある普通の蹴りが愛された。
なお、ふつーの蹴りは、相手の内股めがけて蹴るのがセオリーである。
本当に相手を「壊し」たければ、
相手の膝にフロントキックが有効である。
」(めりいさん)

 愛さなくていいよ(涙)。壊さなくていいってばよ(号泣)。


                                                                               「森羅万象編」に続く。→NEXT